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奴隷からのはじまり。
第2章 に、ねぇもっとシようよ。
「ふふっ、ちょっと喉が渇いたの」
 悪戯っぽく笑った愛乃は、つっと白い指で玖路香の左の乳房をなぞり、拾い上げた。黒紐に縛られている胸の先は、微かに緊張してたちあがる。
 そこに向けて、愛乃はグラスを傾けた。
「んっ」
 ひやりと冷たい液体に、玖路香は悲鳴を殺す。
 愛乃は躊躇することなく、玖路香の乳房に顔を寄せて、ミルクのかかった白い肌に舌を這わせ、つんと主張する先端を軽く吸った。上目遣いに玖路香の表情を確かめて、相手の動揺を読みとって口角を上げる。
「くうちゃんのミルク、おいしい」
 赤子のようにちゅ、ちゅと乳を吸う彼女を、玖路香は潤んだ目で見つめた。自分が知る中でいちばんの美女にこんなことをされて、その複雑な背徳感に、また脚の間が濡れるのを感じた。紐でできているようなTバックしかはいていないために、愛液が滲むのがバレてしまう。
「こんなにいやらしいミルク垂らして。先生方や他のみんなにも、見てもらったらいいよ」
 顔をしかめた愛乃の言葉で、今日はこの上から制服を着るのだと、玖路香は察した。
「や……」
 ぜったいにいやだけれど、拒めば愛乃のそばにいられなくなる。
 だって、玖路香は彼女の「友人」ではなく、「奴隷」なのだから。
「さ、そろそろ学校行こ」
 流されて、制服を着せられ、愛乃の家の無口な使用人に見送られて、学校へ向かう。
 愛乃の家では過保護なことを嫌うのか、車での送り迎えというのはなかった。母は亡く父は不在がちで、あれこれ気遣う者もいないせいかもしれない。
 だから、玖路香は愛乃に手をとられて、仲良しの小学生みたいに歩いて通うことになる。
 それも今朝は、愛液を漏らす可愛いおまんこに、下着の黒紐を食い込ませたままだ。
「ん、っ…あ……はぁっ、紐が、アソコにこすれるぅ……」
 腿を擦りあわせて訴えると、愛乃は終始満足げに笑っていた。
 無邪気な笑い方なので、知らないヒトが見れば、冗談を言ってふざけあっているように見えたかもしれない。
 血の通っていない人形のような愛乃が、まさかこんな残酷なことをクラスメイトにするとは誰も考えつかなかったようで、二人のイケナイ主従ごっこは、周囲にバレずに続いた。

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