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Withdrawal Symptoms
第4章 地獄の幕開け
「嘘つきー」
焼きそばパンにかぶり付いた瞬間、耳元で低い声がした。
私が彼を見る事が出来ず震えていると、突然、彼はクスリと笑い出した。
「……」
「てかお前、何食ってんの? 夕飯なら冷蔵庫にあるからそれ食べりゃいいじゃん、腹減ってんだろ?」
フッと馬鹿にした様に笑う彼。それに対し私は若干の苛立ちを覚えたが無視して焼きそばパンを食べ続けた。
(勿体無いから食べてるんですぅー。)
その言葉をグッと呑み込んだ。
「太るから、そんな食べたら……」
「ふーん、その体型でも一応気にしてるんだ」
はあ?
と言いそうになった言葉をまた呑み込む。
「お兄ちゃんは、スタイルが良すぎるの! 私と比べないでよっ」
怒る気持ちを抑え込み、何とかそう口にする。
はあ、何か本音言えないのも疲れる。
「んな事ねぇよ。ま、俺は食べたいもん何でも食べるけどな」
その返答にまたしても怒りが増した。
焼きそばパンを食べ終えた私は無言で立ち上がるとゴミ箱に袋を捨てた。
お兄ちゃんの……馬鹿。
焼きそばパンにかぶり付いた瞬間、耳元で低い声がした。
私が彼を見る事が出来ず震えていると、突然、彼はクスリと笑い出した。
「……」
「てかお前、何食ってんの? 夕飯なら冷蔵庫にあるからそれ食べりゃいいじゃん、腹減ってんだろ?」
フッと馬鹿にした様に笑う彼。それに対し私は若干の苛立ちを覚えたが無視して焼きそばパンを食べ続けた。
(勿体無いから食べてるんですぅー。)
その言葉をグッと呑み込んだ。
「太るから、そんな食べたら……」
「ふーん、その体型でも一応気にしてるんだ」
はあ?
と言いそうになった言葉をまた呑み込む。
「お兄ちゃんは、スタイルが良すぎるの! 私と比べないでよっ」
怒る気持ちを抑え込み、何とかそう口にする。
はあ、何か本音言えないのも疲れる。
「んな事ねぇよ。ま、俺は食べたいもん何でも食べるけどな」
その返答にまたしても怒りが増した。
焼きそばパンを食べ終えた私は無言で立ち上がるとゴミ箱に袋を捨てた。
お兄ちゃんの……馬鹿。