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Withdrawal Symptoms
第4章 地獄の幕開け
乱暴に押し倒された為かベッドのスプリングはギシッと音を立て揺れた。
私の顔には後ろの髪がダラリと掛かった。そのせいか視界が遮られてお兄ちゃんの顔が良く見えない。髪を振り払い起き上がろうと体制を変える。
「何? いきなり何すんの!?」
バクバクと心臓が音を立てた。
「うぷっ……」
その時彼の手によって髪を掻き上げられた。目を開けると彼が私を見下ろしていた。驚きに、目をパチクリさせる。
もしかして。
私の嫌な予感。いや最悪な予感は的中してしまうかもしれない。
私は恐怖に震えた。
「また、……また、抱くの」
怖くて語尾が疑問形にならなかった。
「うん」
返って来た答えは私を再び深い海の底に沈めるものだった。
「……最低」
「何とでも言えば? 俺的にかかった倍以上はしないと気が済まないんだよね」
そう言いながら、私のパジャマの中に手を差し込んで来る。
「……っ」
彼の右手が私の膨らみを掴んだ。
「何、下着付けてんじゃん」
「……」
こうなる事を予想して私はブラジャーを付けていた。大抵寝る時はしないけど、今日はした。
最悪の事態を想定して。
「やめてよ、触んないで! 今日こそは大声出すよ」
そう言いキッと彼を睨む。
両親達の寝室は私の部屋を過ぎた一番奥の所にある。
伝わるかは分からないが、叫び声を上げればさすがに気づくだろう。
もう、これ以上こいつの言いなりになるのは嫌だった。
それに、身体も悲鳴を上げていた。
私の顔には後ろの髪がダラリと掛かった。そのせいか視界が遮られてお兄ちゃんの顔が良く見えない。髪を振り払い起き上がろうと体制を変える。
「何? いきなり何すんの!?」
バクバクと心臓が音を立てた。
「うぷっ……」
その時彼の手によって髪を掻き上げられた。目を開けると彼が私を見下ろしていた。驚きに、目をパチクリさせる。
もしかして。
私の嫌な予感。いや最悪な予感は的中してしまうかもしれない。
私は恐怖に震えた。
「また、……また、抱くの」
怖くて語尾が疑問形にならなかった。
「うん」
返って来た答えは私を再び深い海の底に沈めるものだった。
「……最低」
「何とでも言えば? 俺的にかかった倍以上はしないと気が済まないんだよね」
そう言いながら、私のパジャマの中に手を差し込んで来る。
「……っ」
彼の右手が私の膨らみを掴んだ。
「何、下着付けてんじゃん」
「……」
こうなる事を予想して私はブラジャーを付けていた。大抵寝る時はしないけど、今日はした。
最悪の事態を想定して。
「やめてよ、触んないで! 今日こそは大声出すよ」
そう言いキッと彼を睨む。
両親達の寝室は私の部屋を過ぎた一番奥の所にある。
伝わるかは分からないが、叫び声を上げればさすがに気づくだろう。
もう、これ以上こいつの言いなりになるのは嫌だった。
それに、身体も悲鳴を上げていた。