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Withdrawal Symptoms
第2章 秘密の関係
突然俯き黙り込んだ彼女に私は動揺を隠せない。
「……麻実?」
彼女の顔色を下から窺う。しばしの間、私達には沈黙が流れた。
麻実は度々私を見る素振りをしては、小さく溜息を吐いた。
……こんな様子の彼女は初めてだった。
「おー。小野寺(おのでら)、白石(しらいし)おはよう」
校門の前に立っていた生活指導の教師、宮嶋(みやじま)に声を掛けられた。
「……おはようございます」
私は無視するのも何だかなあと思った。だから一応、小さくそう返した。宮嶋はそれに対し、"おう"と返した。
無言で宮嶋の横を通り過ぎて行く麻実。その背中を見て、宮嶋は"何だ、挨拶もなしか"と呟くと太く濃い眉を寄せた。私は苦笑いでその場を通り過ぎた。

(……麻実、無視はないでしょ。)

「美香? 何してるの? 早くぅ」
相変わらず表情を雲らせたまま、麻実は私に振り返ると手招きをした。
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