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やさしいんだね
第2章 情熱は二種類
「ハタチも年下の女の子からプレゼントなんてもらえないよ。いつもみたいに“して”くれるだけで十分すぎるくらいだ。さ、時間だよ」

 ドアノブに手を掛ける松浦の背中をカーディガンを引っ掛けながら追い掛け、ドアが開こうとした瞬間後ろから抱き着いた。

「待って」

 ガチャン、開いたドアが再び重たい音を立てて閉まる。
 驚いた顔で自分を振り返る松浦に無理矢理キスしてから、小百合はもう一度強くその大きな身体を抱き締めた。

「どうしても何かプレゼントしたいの」

 松浦はしばらく黙り込んでいた。
 黙ったまま小百合の身体を抱き返し、そしてプリーツスカートの中に手を差し込む。
 太い指先は小百合の小さい尻の割れ目に下着の上から差し込まれ、その中心に触れた。
 
「それなら・・・俺は、ここが欲しい。小百合ちゃん、ここはまだしたことないんだろ」

 顔を上げた小百合の頭上には、やはりニヤリと静かに笑う、松浦の優しい笑顔があった。
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