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第2章 ２度目の再会

「つか、ん～、彩ちゃん？」
「はい？」
「料理、出来るの？」
「出来ますよぉ。実家で、よく作ってましたし。」
「ふぅん。台所は、終ったぞ？後は？」
「ないです。ありがとうございました。」
「いえいえ。で？」
「で？って？あっ、お茶飲みます？」
「はいっ！！」

(彩)¨なんで、そんなに嬉しく言うのかなぁ？¨

とりあえず、お茶を入れて、テーブルに置いた。

「はい。どうぞ。」
「ありがとう。にしても、部屋らしくなったなぁ。」
「はい。大半の物を持って来ましたからね。」
「妹の部屋とは、大違いだ！」
「そうですか？」
「ねぇ、彩ちゃん。ご飯、どうするの？」
「まだ、考えてないです。」

俺は、携帯を取り出して、家に電話した。

［あっ、母さん？例の女の子、連れてくからさ、夕飯食べさせてやって。うん。ありがと。］

「夕飯、一食分、浮いたな。」
「でも、いいんですか？私、夕方用事ありますけど？」
「大丈夫！直ぐに終わるから。」
「は、はぁ。」
「まだ、時間あるなぁ。お茶、いい？」
「ん？はい。」

「お茶飲むとホッとするわぁ。基本、コーヒーだけど(笑)」
「コーヒーの方が、良かったですか？」
「まぁ、またそれは、今度で…」
「今度？」
「うん。にしても、彩ちゃん、小さい。ちょっと、立ってみて。」
「はい。」

私は、立ち上がった。

「俺、170。彩ちゃんは？」
「ん～、採用試験の健康診断で150でした。」
「と、すると…」
「きゃっ…」

私は、急に抱き締められた。