この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
泡のように
第22章 21.
 ダークグレーで統一された新築感丸出しの、どこもかしこもピカピカの廊下を歩いて真ん中あたりにあったドアの前でアキホとお兄ちゃんは足を止めた。
 アキホは手に提げていたタンクトップと同じ黒色のミニトートにぶら下げていたカラビナから鍵を1本選ぶと、無言で差し込みガチャッと回した。
 そして勢いよく大きくドアを開け放つと「ただいまなのだー!」と大声で述べてから室内へ入っていった。
 お兄ちゃんも無言でアキホの背中を追おうとして、ふと私に向き直り、黙ったまま私の背中を室内へ誘導した。

「ただいま」

 見知らぬマンションの一室に帰宅の挨拶をするお兄ちゃんの背中が不思議だった。

 玄関を入ってすぐ、レイナがいた。

 私とさほど背丈の変わらない、それでいて私よりもスリムで、私よりも巨乳そうな、鳶色の髪と瞳をした、綺麗な人。
 それが、レイナだった。
/324ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ