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泡のように
第4章 3.
思い出すだけで嘔吐くほどの裸って、一体どんな裸なんだろう。
「ちょっとぉ、妹さんに失礼だよ」
「だってお前、考えてみな。俺をすげぇデブにしてロン毛にしたようなオカマみたいな主婦だぜ」
何よりも驚いたのは主婦という点だが、そこは黙ってスルーした。
先生の強靭な性欲をかき消すことの出来る妹さんの裸って最強だ。
しかし逆に言えば教え子に手を出している先生のほうがよっぽど嘔吐くべき対象であると思うのだが。
「そういえば山岸の親も先生じゃなかったっけか?」
話したことなんてあったっけ?一瞬疑問に思ったけれど、すぐに付き合い初めの頃そういうプレイでお父さんお母さんごめんなさい二人は立派な教師なのにこんなに淫乱な娘に育っちゃってごめんなさい、などと非常に悪趣味なセリフを言わされた経験を思い出した。
「ああ・・・そうだよ。両親は小学校で、お兄ちゃんは中学校。父方のおじいちゃんは小学校の校長をしてるよ」
「へぇーっ。家族みんな先生とかすげぇな。立派な衆なんだろうな。俺なんか同じ教員の端くれとして恥ずかしいよ。こうやって生徒に手ぇ出してさ」
ちゃんと自覚してたんだと些か驚いた。
先生はさっきよりズーンと重たいオーラを身に纏い自分の行動について深く黙想しているらしかった。
誰にでも“自分は一体なにしてんだ・・・”と悩むときがあるらしい。
先生の腕に寄り添ったまま結露の浮いたガラス窓を見つめていると、
「なぁ、ちょっと出掛けないか」
そう言って先生は突然立ち上がり、いつものシャカシャカジャージに足を入れた。
付き合いはじめて2年、外出しようなどと言われたのは初めてだ。
「なんか買ってやるよ」
前代未聞の出来事ばかり起こる日だ。
私は慌てて首を左右に振った。
「きゅ、急すぎるよ」
狼狽える私の前で先生は冷静にピップマグネループを太い首に巻いている。
マッチョでも肩凝りには悩まされるらしい。
「なんかお前に買ってやりたい気分になったんだよ。そうでもしなきゃ俺、いつもいつもお前を抱くばっかりで何にもしてやってねぇクズみたいで、心が痛いわ」
「ちょっとぉ、妹さんに失礼だよ」
「だってお前、考えてみな。俺をすげぇデブにしてロン毛にしたようなオカマみたいな主婦だぜ」
何よりも驚いたのは主婦という点だが、そこは黙ってスルーした。
先生の強靭な性欲をかき消すことの出来る妹さんの裸って最強だ。
しかし逆に言えば教え子に手を出している先生のほうがよっぽど嘔吐くべき対象であると思うのだが。
「そういえば山岸の親も先生じゃなかったっけか?」
話したことなんてあったっけ?一瞬疑問に思ったけれど、すぐに付き合い初めの頃そういうプレイでお父さんお母さんごめんなさい二人は立派な教師なのにこんなに淫乱な娘に育っちゃってごめんなさい、などと非常に悪趣味なセリフを言わされた経験を思い出した。
「ああ・・・そうだよ。両親は小学校で、お兄ちゃんは中学校。父方のおじいちゃんは小学校の校長をしてるよ」
「へぇーっ。家族みんな先生とかすげぇな。立派な衆なんだろうな。俺なんか同じ教員の端くれとして恥ずかしいよ。こうやって生徒に手ぇ出してさ」
ちゃんと自覚してたんだと些か驚いた。
先生はさっきよりズーンと重たいオーラを身に纏い自分の行動について深く黙想しているらしかった。
誰にでも“自分は一体なにしてんだ・・・”と悩むときがあるらしい。
先生の腕に寄り添ったまま結露の浮いたガラス窓を見つめていると、
「なぁ、ちょっと出掛けないか」
そう言って先生は突然立ち上がり、いつものシャカシャカジャージに足を入れた。
付き合いはじめて2年、外出しようなどと言われたのは初めてだ。
「なんか買ってやるよ」
前代未聞の出来事ばかり起こる日だ。
私は慌てて首を左右に振った。
「きゅ、急すぎるよ」
狼狽える私の前で先生は冷静にピップマグネループを太い首に巻いている。
マッチョでも肩凝りには悩まされるらしい。
「なんかお前に買ってやりたい気分になったんだよ。そうでもしなきゃ俺、いつもいつもお前を抱くばっかりで何にもしてやってねぇクズみたいで、心が痛いわ」