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泡のように
第28章 27.
「びっくりしたよ。オヤジにもぶたれたことないのに」
「わ、笑えない」
「そうだよね。篤志は泣いてた。最低だって言われた。こんなやつの血液が身体の中を廻っていると思うと死にたくなる、いや、むしろ殺してやりたいって言われた」

 お兄ちゃんなら言いかねないセリフだなと思った。

「いやぁ、自分の子供に殺されるかもなんて発想はなかったから勉強になったよ」
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