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泡のように
第33章 32.
「正直兄貴とヤッてたって聞いたとき引いたよ。10歳で初体験して?それ以外のことはずっとちっせぇときからされてて?ふつう、そういう頭のイカれた兄貴のことは毛嫌いすべきはずなのにお前は兄貴に心底惚れてて、俺と付き合ってるくせに何度か兄貴に抱かれて、それなのに俺にも平気で抱かれて、頭イカレてるってずっと思ってたよ。気持ち悪いとすら思ってたわ。マジこいつセックスが好きなんだなって。それまでお前のこと、ある程度はそういう女だってわかってたけど、兄貴が学校に来た時はゾッとした。コイツらなんなんだって。俺のことぶっ殺したいなんて言うけど俺よりヤバイことしてきたのはお前だろって思ったし、お前はお前で俺を庇うわけでもなくさ。俺の親のことどうこう言うけどな、指輪捨てられたって聞いたときは俺の方がバカにされた気分で悔しかったぜ。今だって兄貴の子供を妊娠して、俺にはもう理解不能だよ」

 でもな。
 と続けて、先生スタンドは後ろから私を抱きしめて、身体を離さない。

「好きになっちまったんだから仕方ねぇだろ。俺はバカだよ。お前よりバカだよ。もっとほんとのとこ言ってやろうか?バカなお前でも分かるように言ってやろうか?お前の兄貴を俺が刺して殺してお前が、なんつった?洗脳針?が抜けるなら、それくらいのことしてやってもいいよ。何年刑務所入ったっていいよ。それくらいお前のこと好きなんだよ。もっと聞きたいか?なんでよりによって妊娠したのが兄貴の子供なんだって思ったよ。俺とだって生でヤリまくったのにさ。俺の子供だったらって何回も思ったよ。俺だってお前と本当の恋人になりてぇよ。兄貴のことなんか忘れるくらい俺に惚れさせたいよ。でも無理だったんだから、ならせめてお前のこと受け入れてやるしかできねぇだろ?なぁ、それが愛じゃないっていうならお前の思う愛ってなんだよ。寂しくて誰かと一緒にいたいって、それで相手のこと理解して受け入れてやりたいって思うことが愛じゃないなら、どんなかたちのものなら愛だって思ってくれんだよ。むしろ教えてくれよ。教えてくれたら俺そういうふうにお前を愛するよ。俺お前のためならなんだってするよ。だって仕方ねぇだろ?俺はお前を好きになっちまったんだから。どうしようもねぇんだよ」
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