この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
泡のように
第13章 12.
 レイナのことは、お兄ちゃんから聞いたことがある。

 お兄ちゃんが小さい頃、レイナはたった一度だけ、お兄ちゃんに会いに来たらしい。
 綺麗な人だったと、お兄ちゃんは言っていた。

 レイナは一体どうしてなのか、幼いお兄ちゃんをアメフトの試合観戦に連れて行ったそうだ。
 お兄ちゃんが言うには、あれはたぶん学生の試合だったと。
 大学じゃないかと思うと話していた。

 お兄ちゃんはそれ以上は語らなかったけれど。

 試合に出ていたメンバーの中に本当の父親がいたんじゃないかと思う。と、いつかお母さんが言っていたのを覚えている。

 でなければ、レイナとの試合観戦から帰宅したお兄ちゃんが、お母さんに突然自分もアメフトをやりたい、なんて言い出すはずがないだろう。
/324ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ