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藍城家の日常
第4章 手取り足取り腰取り
パラリと目隠しが外される。
急に明るくなった視界に誉は瞼をしぱしぱと動かした。
「……飲めるか?」
探るように見つめてくる夜光に、誉はコクンと小さく頷いて、
彼の赤い瞳をまっすぐ見つめながら、視線を一度も反らすことなく、ゴクリと音を立てながら飲み込んだ。
濃い味が喉を降りて行く……
『……ん』
飲んだことをもう一度、今度は空になった口の中を見せて表すと、髪を後ろにかき上げるようにして頭を撫でられる。
誉はほう、とトロンと瞳を潤ませた。
「……飲めるようになるのも、そう時間はかからなかったな……お前は学問は苦手な癖に、そういうのはメキメキ上達する……」
『……酷いです……そんな、意地悪なことを仰るなんて……』
誉は顔をくしゃりとしかめて、夜光から顔を背けた。
そんなの自分が一番よく分かっている。
私は……とてもいやらしい女だ。
だからきっと、こういうことはすぐに覚えてしまうのだ……
「冗談だ。さて……次はお前の番……今回は勝てるかどうか……」
クツクツと笑っていた夜光は立ち上がって、床にペタンと足を付けている誉を抱き起した。
不意に香る彼の匂いに、体中が泡立つ。
誉はふるふると頭を振った。
いけない……
これ以上変なことを考えてしまうともたない、すぐに負けてしまう。
いつも通りの賭け。
ーーー夜光が許可するまで達してはいけないーーー
待ち望んだ何度目かの機会、熱の解放のチャンス……
『……んっ』
カチャリと、貞操帯の錠が外される。
すうっと空気が誉の秘部に触れる、もはや貞操帯がない方が違和感だ。
誉は机に両手を付いて、後ろに居る夜光へそろりと尻を突き出した。
急に明るくなった視界に誉は瞼をしぱしぱと動かした。
「……飲めるか?」
探るように見つめてくる夜光に、誉はコクンと小さく頷いて、
彼の赤い瞳をまっすぐ見つめながら、視線を一度も反らすことなく、ゴクリと音を立てながら飲み込んだ。
濃い味が喉を降りて行く……
『……ん』
飲んだことをもう一度、今度は空になった口の中を見せて表すと、髪を後ろにかき上げるようにして頭を撫でられる。
誉はほう、とトロンと瞳を潤ませた。
「……飲めるようになるのも、そう時間はかからなかったな……お前は学問は苦手な癖に、そういうのはメキメキ上達する……」
『……酷いです……そんな、意地悪なことを仰るなんて……』
誉は顔をくしゃりとしかめて、夜光から顔を背けた。
そんなの自分が一番よく分かっている。
私は……とてもいやらしい女だ。
だからきっと、こういうことはすぐに覚えてしまうのだ……
「冗談だ。さて……次はお前の番……今回は勝てるかどうか……」
クツクツと笑っていた夜光は立ち上がって、床にペタンと足を付けている誉を抱き起した。
不意に香る彼の匂いに、体中が泡立つ。
誉はふるふると頭を振った。
いけない……
これ以上変なことを考えてしまうともたない、すぐに負けてしまう。
いつも通りの賭け。
ーーー夜光が許可するまで達してはいけないーーー
待ち望んだ何度目かの機会、熱の解放のチャンス……
『……んっ』
カチャリと、貞操帯の錠が外される。
すうっと空気が誉の秘部に触れる、もはや貞操帯がない方が違和感だ。
誉は机に両手を付いて、後ろに居る夜光へそろりと尻を突き出した。