この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
藍城家の日常
第4章 手取り足取り腰取り
パラリと目隠しが外される。
急に明るくなった視界に誉は瞼をしぱしぱと動かした。


「……飲めるか?」


探るように見つめてくる夜光に、誉はコクンと小さく頷いて、
彼の赤い瞳をまっすぐ見つめながら、視線を一度も反らすことなく、ゴクリと音を立てながら飲み込んだ。

濃い味が喉を降りて行く……


『……ん』


飲んだことをもう一度、今度は空になった口の中を見せて表すと、髪を後ろにかき上げるようにして頭を撫でられる。

誉はほう、とトロンと瞳を潤ませた。


「……飲めるようになるのも、そう時間はかからなかったな……お前は学問は苦手な癖に、そういうのはメキメキ上達する……」

『……酷いです……そんな、意地悪なことを仰るなんて……』


誉は顔をくしゃりとしかめて、夜光から顔を背けた。
そんなの自分が一番よく分かっている。

私は……とてもいやらしい女だ。
だからきっと、こういうことはすぐに覚えてしまうのだ……


「冗談だ。さて……次はお前の番……今回は勝てるかどうか……」


クツクツと笑っていた夜光は立ち上がって、床にペタンと足を付けている誉を抱き起した。
不意に香る彼の匂いに、体中が泡立つ。

誉はふるふると頭を振った。

いけない……
これ以上変なことを考えてしまうともたない、すぐに負けてしまう。

いつも通りの賭け。
ーーー夜光が許可するまで達してはいけないーーー

待ち望んだ何度目かの機会、熱の解放のチャンス……


『……んっ』


カチャリと、貞操帯の錠が外される。
すうっと空気が誉の秘部に触れる、もはや貞操帯がない方が違和感だ。

誉は机に両手を付いて、後ろに居る夜光へそろりと尻を突き出した。


/156ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ