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藍城家の日常
第4章 手取り足取り腰取り
ぐちゅ、ぐちゅっ、ぐちゅ……っ!


『んぐっ……く、ふっ!ううう……っ!』


いくら慣れてきたからと言っても、苦しいものは苦しい。
涙はボロボロ零れ落ちるし、口の中に溢れた唾液が開けっ放しの唇の隙間から、顎を伝って落ちていく。

以前よりも我慢できるようになったが吐き気だって込み上げてくる。

けれど……喉奥を打ち付けられると……


『んんん……っう、……ふぅぅぅ!』


口の中まで侵されてるみたいで、体中がゾクゾクする。

だから本気で抵抗はしない。

こんなことを知られたらドン引きされる……
私の頭はおかしくなっている。

それはきっと暑さのせいだ。


「っは……出すぞ、誉……」

『はひ……っ』


(喉奥に、出してください……)


ぐちゅっ!!

夜光は誉の喉奥深くに先を打ち付けえると、熱い白濁を放った。
ドクドクと強く脈打つそれをくわえたまま、誉は流れ込む熱を飲み込まないように努める。

肉棒が少しだけ引き抜かれると、先に唇を当てて残りの最後の一滴まで吸い上げた。
ジュルル、と大きな音を立てるも誉は気にする素振りは見せない。


『んっ、ふ』


チュポッ……


やがて肉棒は誉の口から、糸を引きながら離れた。


「誉……お前、この何か月で随分と上達したな……」

『は……ありがとうございま……あっ』


もごもごと喋る誉の口の端から、とろりと白が溢れそうになって、彼女は慌てて上を向く。
今日は量が多い……


「開けろ……」

『はひ』


夜光の指によって、誉の顔は彼に向けられる。


『……ふぁ』


ゆっくりと開かれた唇の向こう、瑞々しい桜桃色の口の中は、唾液と混じり合った白濁でまみれていた。


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