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藍城家の日常
第2章 出逢いのち初夜
『っ、ん……ふぅっ、んっ、んっ……!』


彼の指が、くりくりとそこをこねる度に、電気のようなものが、体の中心に届いて痺れる……


(今、自分の口から漏れでる声は、本当に自分のもの?)


一瞬誰だかわからなった。
鼻がかかっていて、いやに甘ったるい声は本当に自分のものか。

誉は聞いたことのない自分の声に驚き戸惑う。


「信じられねぇか……女として喜ぶお前の声が」

『んん……!ゃっ……』


ささやかな胸をするすると撫でられ、時折ぐっと、大きな手が乳房をとられて揉む。

自分でそんな触り方をしたことなんてない。
初めての刺激に、誉は身を悶えさせる。


(変な気持ち……)


心の奥から何か、ぶわり、ぶわりと波立ってくる。
これは……何?

誉は濡れた瞳で、覆い被さる夜光をちらりと見た。


「……もうそんな目をするのか?」


夜光は少し虚を突かれたように目を見開く。


『そんな目……?』

「物欲しそうな目をしている。処女のくせに……ならば、こちらはどうなっているんだろうな」

『あ……!ゃ、ま、お待ちください……!』


嘲笑と共に肌の上を滑っていたその手は、明らかに下がってきた。


(怖い……)


するすると下腹部へ向かう夜光の手を、誉は咄嗟に弱々しく止める。


「あ?」

『お待ち、を……』


小刻みに震えている誉は、はだけた衣を直そうとする。
その両方の細腕を、夜光は片手でしっかりと捕らえ誉の頭上に持っていった。

びくともしないーーー


「うぶな反応も見てて楽しいが……そういうのは、男を煽るだけだ」

『え……ぁ、んんっ!』


誉は小さな唇を塞がれる。
重なった唇は優しく触れるだけで、昼間の口付けのような激しいものではない。

だから誉には息をする余裕を作ることができた。


『はっ……ふぁ、ん……ぅ、っ!』


誉が口付けに気を取られているその間に、手際よく夜光は衣を脱がしていく。

すぅっと下肢が外気にさらされた。



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