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藍城家の日常
第2章 出逢いのち初夜
唇が離れると夜光は上半身を起こし、捕らえたままの誉の両腕を彼女の腹に押し付けた。

夜光のもう片方の腕は、ぐっと誉の太股を持ち上げて開く。


『……!!』

(あぁ……っ見られてしまっている……!)


顔から火が出る。
隠したいのに、隠すこともできない。

毛も生えておらず、つるりとしている誉の秘部は、
てらてらと輝いていた。


「濡れてる……お前は恥じて嫌々言っているが、何だかんだ言って下の口は素直だな……」

『っ……そんな……』

「いいか……腕を放してやるが、決して隠すな……」


夜光は誉の両腕を解放した手で、貝殻のように固く閉じられていたそこをくぱっと開いた。


『あっ……、ん……ぅ』

「お前は濡れやすいのか……ここまで濡れていれば前戯も必要ないかもしれねぇな……」


滴るほど瑞々しく潤った果肉は、熟しかけている。
誉は夜光の顔が見れずに、放された両方の拳をぎゅっと握って、腰のそばにくっつけていた。

恥辱と恐怖で唇が震える。


「くくくっ……泣くな、そそられる」

『な、泣きません』


きゅっと唇を噛む誉に夜光はくつくつ笑いながら、彼女のそこに手を滑らせた。


『あぅっ……、あああ……夜光様……っ』

「すげぇ……感度が良いな」


ぬるぬると滑りがよくなっているそこ全体を、まるでひとつの生き物のように這う手。

初めて自分のそんなところを、他人に触れられているのに、誉の体はびくっびくっと、夜光の手の動きが変わる度に跳ねた。


(あぁっ、体がジンジンする……っ)


痺れが、体中をさざ波のように緩やかに押し寄せながら、巡る……



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