この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
藍城家の日常
第2章 出逢いのち初夜
『そこっ、ぃやぁぁあ……っからだ、おかしく、なるぅぅう……っ』


じわじわと確実に、甘い波がせりあがってくる。
それが何なのか分からなくて、誉は怖くなる。

本当に体がおかしくなってしまうのではないかと思う。


「そうか、お前は初めて味わう感覚だな……おい、その手は何だ?邪魔するな」


肉芽を弄ぶ夜光の指を、誉は無意識に止めに入ろうともがく。

しかし伸びた誉の両手はまたあっという間に捕らえられてしまう。

指が肉芽を摘まんで、擦られる。


『あぁっ!から、からだっ、へん……!ぁああ……』


太股がつり上がって、ぎぅぎぅと体が強張る。
何か来る、何かがーーー



ーーー弾けた。


『ぁああああっ!!』


誉の白い背中は、大きくしなって、一躍した。

何が起きたのか、分からない。
ただ頭が真っ白になって、何も、考えられなくなる……


『……ぁ、ぅ……』


誉は痙攣を何度か繰り返した後、強張っていた体がゆっくりと緩んでいくのを感じた。

誉はこてんと、力なく汗ばんだ体を布団に放った。


『はぁ…っ、はぁ…、』


虚ろな意識の中、目の前の夜光を眺める。
透き通るような淡い緑色の瞳は、とろんとしていた。

その視線に、夜光は喉を上下させる。


「……今のが“キモチイイ”だ」

『きもち、いい……』


ゆっくりと言葉を紡ぐ。
さっきまで怖がっていた、あの、弾けるような感覚は、“キモチイイ”だったのだ。


『……』


誉は荒い息を休めて、布団に顔を押し付けた。

バサッ

衣が擦れる音が聞こえる。
服を脱いだ夜光は、そんな彼女の様子を見て眉をひそめた。


「……なにへばってる。次は俺が気持ちよくなる番だろうが」

『あっ!』


夜光は開いた誉の太ももを持ち直し、再び仰向けになった誉に覆い被さった。

ぱらりと、結われていた長髪がほどけて、誉の頬に かかる。


/156ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ