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藍城家の日常
第3章 桃のシロップ漬け
「昨夜確かめた通り、お前は良い声で鳴く。今夜もたくさん鳴け、ひたすら喘げ……」

『ぁああっ、やこうさま……っ』


ぐじゅ……、

指は何かの生き物のように、誉の中をぐちぐちと探って、とろけるように柔らかい肉壁を擦る。

その一挙一動が、誉の女の芯に電流を送った。


「すげぇな……中で握ろうとするみたいにうねって、指に吸い付いてくる」


夜光は指をもう一本押し入れて、誉の中のくぼんだ所を引っ掻いた。


『ひっ!?』


ビクンっ
不意に増えた指と、先程までとは違う感覚に、誉は体をのけ反らせる。


「ここか……」


ぐち……ぐちゅっ……


『あっ、ぃや……んっ……んんぁあっ』


一点に圧力をかけるようにぐちゅぐちゅと掻き回される。
誉は何かが膨らんで、破裂しそうな感覚を覚えた。

何か来る。
突然襲ってきたのは……


尿意だ。


ぐちゅ、ぐちゅぐちゅ……っ!

『ぃやぁぁっ、おしっこ、出ちゃ……っ!』


どんなにお腹に力を入れても、そこを掻き回されると出てしまう……!

(あぁ、もう、だめ……限界ーーー)


『ぁああああっ!』


プシャッ!

とうとう秘部と手の間から、透明な雫が飛び散る。
それはまだ、指が動く度に出て……

部屋に響くのは、ぴしゃぴしゃと、まるで、子供が水溜まりで遊ぶような音だった。


『は……ぅ……っ、……』


誉は恥辱を受けて、たまらず両手で顔を覆った。


「安心しろ。小便じゃねぇ……潮だ」


ちゅぽ……

抜いた夜光の手から、ポタポタと雫が垂れて、キラキラ光る。


『しお……?』

「さっきみたいに弄られれば、女なら当たり前に吹く。恥じることはない」

『……』


自分の女としての体は、まだまだ未知に満ちているーーー

誉はそう思った。

夜光は誉の息が整うのを見計らって、彼女の足の付け根に顔を埋める。

ちろりと、舌が丘を舐めた。


ぞく……っ

『きゃあっ!?夜光様っ!?』


誉は目を見張って、慌てて両手で彼を制した。


『そんな汚いところ、ぃや……っ』

(舐めるなんて……!)


「これも当たり前……」

『ああっ!』


夜光は止めにかかる誉の手なんて相手にしないで、潤った果肉に舌を伸ばす。

かつて自分の舌を絡めとった、あの魅惑的な舌が、今一番敏感なところにあるーーー



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