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藍城家の日常
第3章 桃のシロップ漬け
(すごい、すごい……っ)

誉はただただ、夜光が送る絶大な快感を受け取り心酔する。

こんなに気持ちいいことを、男と女は味わえるなんてーーー

誉の頭の中が情欲に塗りつぶされていく。


『あァアあっ、あっ……きもち、ぃっ……やこ、さまっ』

「……そう言ってるわりに、腰が逃げてるぞ……」


それは、どうしようもなく感じる場所に先が当たって、勝手に逃げてしまくから。

突く度、無意識に丸くなっていく誉の腰を、夜光は片手で優しく押し戻す。


ゴリッ!


『ひぐぅっ!』


そうして、両手で誉の腰を掴んで、彼女が感じる場所をひたすら打ち付ける。


『ーーーーーーっ!!』


それはあっという間に。

誉は何度目かの絶頂を迎えた。
赤子の泣き声のように喘いだ後、誉は体を支えていた肘を崩す。


『はぁっ……はぁっ……ん、ん……』

「……何故、言葉に出さない」


夜光は冴えた声音で問いかける。


『っごめんなさ……っき、もちよすぎて、……舌がまわらなぃ……喋れ……ない、……ごめ、なさ……っ』

「……」


じゅぽ……

肉棒が引き抜かれる。

上半身を柔らかい布団にくっ付けて、肩を上下させる彼女を、夜光は優しく抱き起こした。


「誉……次はお前が動く番」


あぐらをかいた夜光の上に乗せられた誉は、ぽかんと呆ける。


『へ……?』

「今、自分は何をすべきだと思う?」


にやりと笑った夜光は、ぐっと誉の腰を持ち上げて、


ズプンっ!

『っっ!!か、は……っ!』


固くそそりたつそれを、誉の中に下から埋めた。

誉は背中をのけ反らす。
ぐらりとバランスを崩しそうになる誉の両腕を、夜光は掴んで自分の首に回した。

逞しいその首筋に、白い腕が絡み付く。


『ぅあァアああぁ……っ』


体重で、奥まで満たされているーーー

繋がったところから感じる脈動は、自分の充血した中の脈なのか、それとも猛々しい彼の肉棒の脈なのか。

多分どちらもそうだ。


(私が、動く……番……私が……)

誉はたどたどしく、一生懸命に自分の腰を持ち上げては下ろす行為を繰り返した。



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