この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
藍城家の日常
第4章 手取り足取り腰取り
誉は思わず素っ頓狂な声を出す。

目と鼻の先には大きく反り立った肉棒。

それは間近で見てみると、脈が浮いていたり、皮膚の色も違うし、見たこともない形をしている。

まるでわけが分からない。

誉は唇をわなわな震わせて、赤くなったり青くなったりして、ただただ目を奪われている。


『……!、!』


これが殿方の持つもの。第一印象は決して良くない……(正直に言うとかなりグロテスク)


だけどこれが、

あの初夜、自分の中を貫いて、それから今までずっと味わわされ、そして今物凄く自分が求めているものだと思うと、あまり気にならなくなってくる。

むしろ、もっと知りたくなる。
いつも自分の奥に注がれる、あの子種はどうやって出るのだろう、とか……

なんとなく魅力的なものに見えてくる。
彼の指や口のように。この部分が私のどこに擦れて当たっていたのだろう、とか……

……駄目。

変なことばかり考えてしまう自分が嫌になる。
私は……やっぱりいやらしい女なのだろうか。

誉はゴクリと生唾を飲んで、正座して折りたたんでいる足をもじもじさせた。


「……誉、今から教えることはお前の義務になる。俺がそれを望んだらお前は誠心誠意尽くさなければいけねぇ……今日は初めてだからそれができなくても良い。だがな、そのことは心にとめておけ……」


どきどきと胸が高鳴っている。
彼はこれから、いったい自分に何を教えてくれるのだろうかーーー


『はい……私は、義務を全ういたします……』


熱い吐息と一緒に、誓いの言葉を紡いだ誉の唇に、夜光の指がかかった。


『ぁ、むっ……』


誉はわずかに目を見開いて戸惑いを見せた。
人差し指が口内にゆるりと侵入してきたからだ。

入ってきたものの特に動かないその指を、誉はどうすればいいか分からずに舌の上に転がしたままでいる。

誉は困ったように視線を上へ送った。


「……舐めてみろ。そうだな……これを飴だと思え、と言えば分かりやすいか……?」

/156ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ