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藍城家の日常
第4章 手取り足取り腰取り
誉は思わず素っ頓狂な声を出す。
目と鼻の先には大きく反り立った肉棒。
それは間近で見てみると、脈が浮いていたり、皮膚の色も違うし、見たこともない形をしている。
まるでわけが分からない。
誉は唇をわなわな震わせて、赤くなったり青くなったりして、ただただ目を奪われている。
『……!、!』
これが殿方の持つもの。第一印象は決して良くない……(正直に言うとかなりグロテスク)
だけどこれが、
あの初夜、自分の中を貫いて、それから今までずっと味わわされ、そして今物凄く自分が求めているものだと思うと、あまり気にならなくなってくる。
むしろ、もっと知りたくなる。
いつも自分の奥に注がれる、あの子種はどうやって出るのだろう、とか……
なんとなく魅力的なものに見えてくる。
彼の指や口のように。この部分が私のどこに擦れて当たっていたのだろう、とか……
……駄目。
変なことばかり考えてしまう自分が嫌になる。
私は……やっぱりいやらしい女なのだろうか。
誉はゴクリと生唾を飲んで、正座して折りたたんでいる足をもじもじさせた。
「……誉、今から教えることはお前の義務になる。俺がそれを望んだらお前は誠心誠意尽くさなければいけねぇ……今日は初めてだからそれができなくても良い。だがな、そのことは心にとめておけ……」
どきどきと胸が高鳴っている。
彼はこれから、いったい自分に何を教えてくれるのだろうかーーー
『はい……私は、義務を全ういたします……』
熱い吐息と一緒に、誓いの言葉を紡いだ誉の唇に、夜光の指がかかった。
『ぁ、むっ……』
誉はわずかに目を見開いて戸惑いを見せた。
人差し指が口内にゆるりと侵入してきたからだ。
入ってきたものの特に動かないその指を、誉はどうすればいいか分からずに舌の上に転がしたままでいる。
誉は困ったように視線を上へ送った。
「……舐めてみろ。そうだな……これを飴だと思え、と言えば分かりやすいか……?」
目と鼻の先には大きく反り立った肉棒。
それは間近で見てみると、脈が浮いていたり、皮膚の色も違うし、見たこともない形をしている。
まるでわけが分からない。
誉は唇をわなわな震わせて、赤くなったり青くなったりして、ただただ目を奪われている。
『……!、!』
これが殿方の持つもの。第一印象は決して良くない……(正直に言うとかなりグロテスク)
だけどこれが、
あの初夜、自分の中を貫いて、それから今までずっと味わわされ、そして今物凄く自分が求めているものだと思うと、あまり気にならなくなってくる。
むしろ、もっと知りたくなる。
いつも自分の奥に注がれる、あの子種はどうやって出るのだろう、とか……
なんとなく魅力的なものに見えてくる。
彼の指や口のように。この部分が私のどこに擦れて当たっていたのだろう、とか……
……駄目。
変なことばかり考えてしまう自分が嫌になる。
私は……やっぱりいやらしい女なのだろうか。
誉はゴクリと生唾を飲んで、正座して折りたたんでいる足をもじもじさせた。
「……誉、今から教えることはお前の義務になる。俺がそれを望んだらお前は誠心誠意尽くさなければいけねぇ……今日は初めてだからそれができなくても良い。だがな、そのことは心にとめておけ……」
どきどきと胸が高鳴っている。
彼はこれから、いったい自分に何を教えてくれるのだろうかーーー
『はい……私は、義務を全ういたします……』
熱い吐息と一緒に、誓いの言葉を紡いだ誉の唇に、夜光の指がかかった。
『ぁ、むっ……』
誉はわずかに目を見開いて戸惑いを見せた。
人差し指が口内にゆるりと侵入してきたからだ。
入ってきたものの特に動かないその指を、誉はどうすればいいか分からずに舌の上に転がしたままでいる。
誉は困ったように視線を上へ送った。
「……舐めてみろ。そうだな……これを飴だと思え、と言えば分かりやすいか……?」