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藍城家の日常
第4章 手取り足取り腰取り
『飴……』
「まぁ……細長い飴だと思えば良い。千歳飴とかな……」
クチ、と口に中で微かに動いた彼の指。
おずおずと、夜光に言われるがまま誉は、
指を舌で包んだり、口の中で溶けた甘い飴の蜜を味わうように、小さく吸い付く。
夜光様が言っていることは、こういう事で良いのだろうか……?
「やっぱり柔らけぇな、お前の口の中……」
『んく……ぁ、はむ……っ』
ジュルッ……
ぴちゃぴちゃと言う水音は確かに自分が作り出している音で、彼の指は自分の唾液で濡れている。
やめろとも、もういいとも、彼が何も言ってこないのでしばらくそれを続けていると、
『んむっ!』
指は突然口の中をうねうねと動き回る。
それは何かの生き物のように歯から歯茎、舌の裏や上顎の粘膜を行ったり来たりして、指の腹が口内のあらゆる所に触れて確かめているみたいだった。
『は、ぁ……けほっ』
押し込まれた指先がさらに奥に侵入してきそうになって、誉は苦しさに口を離してしまった。
「少し苦しかったか……」
夜光の指はてらてらと夕日に反射して光っている。
誉は口元を拭いながらコクンと頷いた。
彼はどうして指を舐めさせるのだろう、夜光の意図が誉にはさっぱり分からない。
『あの、何故指を舐めるのですか……?』
「……小手調べみたいなものだ。これからが本番……もっと大きな飴をくれてやる。誉、舌を出せ」
『あ……』
夜光は誉の柔らかな髪を両耳にかける。
誉は次にすることが何となくわかった気がした……
『……』
目の前には雄々しく立ち上がった、あの大きな“飴”を、私は舐めるのだ。
そんなことをするなんて、誉は初めて知るのだが、夜光がいつも自分にしてくれたことを思えばさほど変なことではないような気がしてきた。
夜光様は私の秘部を口で愛撫してくださる。
なら、私も夜光様を口で愛撫するのも当然のことだ。
きっとそうだ……
「まぁ……細長い飴だと思えば良い。千歳飴とかな……」
クチ、と口に中で微かに動いた彼の指。
おずおずと、夜光に言われるがまま誉は、
指を舌で包んだり、口の中で溶けた甘い飴の蜜を味わうように、小さく吸い付く。
夜光様が言っていることは、こういう事で良いのだろうか……?
「やっぱり柔らけぇな、お前の口の中……」
『んく……ぁ、はむ……っ』
ジュルッ……
ぴちゃぴちゃと言う水音は確かに自分が作り出している音で、彼の指は自分の唾液で濡れている。
やめろとも、もういいとも、彼が何も言ってこないのでしばらくそれを続けていると、
『んむっ!』
指は突然口の中をうねうねと動き回る。
それは何かの生き物のように歯から歯茎、舌の裏や上顎の粘膜を行ったり来たりして、指の腹が口内のあらゆる所に触れて確かめているみたいだった。
『は、ぁ……けほっ』
押し込まれた指先がさらに奥に侵入してきそうになって、誉は苦しさに口を離してしまった。
「少し苦しかったか……」
夜光の指はてらてらと夕日に反射して光っている。
誉は口元を拭いながらコクンと頷いた。
彼はどうして指を舐めさせるのだろう、夜光の意図が誉にはさっぱり分からない。
『あの、何故指を舐めるのですか……?』
「……小手調べみたいなものだ。これからが本番……もっと大きな飴をくれてやる。誉、舌を出せ」
『あ……』
夜光は誉の柔らかな髪を両耳にかける。
誉は次にすることが何となくわかった気がした……
『……』
目の前には雄々しく立ち上がった、あの大きな“飴”を、私は舐めるのだ。
そんなことをするなんて、誉は初めて知るのだが、夜光がいつも自分にしてくれたことを思えばさほど変なことではないような気がしてきた。
夜光様は私の秘部を口で愛撫してくださる。
なら、私も夜光様を口で愛撫するのも当然のことだ。
きっとそうだ……