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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第32章 帰還
 「この…ままいくって…なにを…」

 その質問への回答は言葉では帰ってこない。
 真っ赤なロウソクを手にしたスパイダーマンは黙って柚子の胸の上あたりにローソクを掲げると、そのまま傾けて新しいキャンバスに最初の絵具を散らした。

 「ぎゃぁっ!ああーーーっつぃいっ!」

 上半身と右足は拘束されたままの柚子は、エビ反りのようになって悶えた。

 背中に比べると敏感な体の前面。それも先ほどまでおもりをぶら下げられて散々痛めつけられた乳房の上である。
 すでに熱さにも慣れたつもりでいたが、その熱さはまた別格で柚子は絶叫させられた。

 それでも容赦なく、2滴、3滴とロウを垂らすと、スパイダーマンは隣にいた赤い彗星にろうそくを渡した。

 「あづっ!…っづっぃっ!…っくあぁ・・・」

 真新しかった肉のキャンバスに、赤が散り始めると、その姿はまた男たちを興奮させる。 
 さすがに熱さに耐え切れなくなったか、体を横向きにさせようと身をよじった柚子に、男たちの手が一斉に襲いかかる。

 「だめだめ。まだまだ真っ赤に染め上げていくのだから。ね。大丈夫。やけどはしない。ちゃんと考えられてる。」

 怪人20面相はそう言いいながら柚子の両肩を抑えつけた。そして両足も抑えつけられてまた柚子は仰向けになる。

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