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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第32章 帰還
 バイブとローターを止めたのち吊られた柚子の真下に布団を敷くと、男たちは柚子を吊っている縄を緩め始めた。

 ゆっくりと縄を緩めていくと左足はやがて布団の上に触れたが、もはや全身の力を失っている状態では体重を支えるだけの機能は持たない。

 結局、そのまま全ての縄を緩められていくと、柚子は倒れこむように布団にうつぶせになる。
 乳首にぶら下げられていたカゴに入ったおもりが、ガシャガシャと音を立てて散らばった。

 右足を曲げたまま縛っている縄と後ろ手縛りにした縄だけを残して、柚子に巻き付いた縄は全て外された。

 「こうして少し遠目で見ると改めてすごい状態ですね…美しいぃぃ…」
 
 うつ伏せになってぐったりとしている柚子の白い背中やお尻には、真っ赤なロウの花が咲き乱れ、そして全身にムチによる赤いスジが走っている。腰の部分にも股縄を締めた痕である縄目が、やはり赤く刻み込まれていた。 

 「どれ、じゃあ表側を見てみようか。」

 柚子は沢山の手に抱えられて体をひっくり返されると、胸や顔を上にして男たちの目に晒した。口に噛ませたギャグボールと乳首を挟んでいたクリップを取り去ると背中側とは対照的に赤の少ない表面が現れる。

 男たちにとって、それはもう一面のまっさらなキャンバスのように見えたであろう。

 「もうこれ以上拘束する必要もないでしょう。そのまま行きましょう。」
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