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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第33章 平穏と、それから危機
[11月25日] 父の告白日記
今日はやけに早く目が覚めた。
外はまだ薄暗く、時計を見るとその針は5時半を指している。家を出るまでにまだ2時間以上あった。
しかし驚いたことに、華はそれよりさらに早く目覚めていた。
明かりもついてないし起きだして何かをしているというわけでもなかったが、ベッドの中で私の左に横たわったままで目がしっかりと開いているのが見て取れた。
おととい、車の中で私たちが新しい夫婦となることを確認しあった時から、一度は憑き物が落ちたかのような華であったが、昨晩、柚子が家に戻ってきてから、また少し様子がおかしい。
私の前では明るくふるまうし、以前のような監視や詮索といった感性も今は感じられない。しかし何かの瞬間にふと暗い表情を見せるのだ。
今もそうだ。
私より先に目覚めた華は眠たげな表情一つなく、じっと天井を見つめていた。
「華、おはよう。」
「あ、おはよう。お父さん。今日は、早いね。」
華は顔を倒してこちらに向けた。
「ああ、なんかしらんけど、目が覚めてしまった。華のほうこそ早いじゃないか。俺より先に起きてた。」
朝の空気は冷たい。私は体をもぞもぞと動かすと、裸のままの華に体を密着させてそう言った。
「うん。最近こんな感じが多いよ。お父さんはいっつもグーグー高いびき(笑)」
「えっ、俺、いびきかいてる?」
「そうだね。迷惑条例違反ってほどじゃないけど、それなりに。」