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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第35章 ほのぼのレイプ
 可美村の目にはその様子がしっかりと映っていた。

 「いま、何かちょっと迷った?」
 「…だばれ……あんだに…関係ない。」

 「そう?関係なくはないだろうな。…けどまあいいさ。」

 もう、それ以上この男との会話に付き合う必要もないし、ここにとどまる理由もない。

 華は急いでばらまかれた服をかき集めると、膣から未だ流れ出る精液を拭いもせずにそれらを着込む。
 そして可美村には一瞥もくれず、そのまま逃げだすようにマンションの外へと出て行った。

 バタン、と玄関の扉が閉じる音がして、可美村は部屋に一人残された。


 部屋は静寂を取り戻した。

 「ふうううううううぅぅぅ。」

 可美村は普段は吸わないタバコを銜え火をつけると、一回深く吸い込んでからため息のように大きく煙を吐いた。

 余裕を見せて華と対峙してみせたものの、公になれば彼の人生は終わる。

 華には同じ立場だなどとうそぶいていたが、実際のところ彼女の父親は実刑を受けるところまではいかないだろう。せいぜい会社をクビになるくらいだ。

 一方、自分はといえば、強姦かつ相手は未成年である。実刑は免れない。

 「カオティックに堕ちちゃったなあ。……次呼んで来るかどうか…そこが分かれ目になるか。」

 真知子と暮らすようになって変わったとは言っても、彼は基本的にロゥフルで小心な男である。今後の華の出方で自分の人生が変わると思うと、今更のように脇汗をにじませた。


 「…けど…まずは真知子が帰ってくる前に、部屋をなんとかしなきゃだ。」

 可美村はあらゆる体液でシミだらけになったベッドを見ながらそう呟いた。


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