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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第37章 追い詰められていく。


[12月8日(月)] 父の告白日記


 携帯・スマホ全盛のこの時代、家の電話が鳴ることなんて最近はめったにない。
 休日の夕刻に鳴る電話は、何か悪い予感を連想させる。


 昨晩のその電話は確かに、あまり良いとは言えない連絡であった。

 「電話、なんだった?」
 「柚子の学校からだ。呼び出し受けた。」

 柚子と久しぶりに会話をしている途中で、その電話は鳴ったのである。

 最近、二人が何かを私に隠していることをこの機会に聞き出そうと私は話を進めていて、もう少しで色々と聞けそうになってきたというところで、流れを中断させた電話である。

 「うそっ!?セイヤ…うちのクラスの先生からっ?」
 「いや…学年主任の…木之元とかいう先生だった。」

 柚子は担任の先生が母親の浮気相手であることを知っているのだろうか。
 知らないでいて欲しいと思いつつも、あの男がまだ柚子の担任であることへの不安感が改めて募る。

 本当はそのことが公になって、クビになってもらったほうが安心だ。
 今回は違ったが、もし彼から呼び出しを受けるようなことがあっても、どういう顔をしていいかわからないではないか。

 「詳しくは明日ってことになったけど、柚子、お前のことで話があるみたいだ。」
 「うわ…やば。なんだろう。」

 「心当たりはないのか?」
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