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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第6章 行き場なくしたココロで
[8月21日] 風景:娘の部屋
あくる日の娘の様子に、父親が異変を感じないわけがなかった。
そもそも、昨晩夜遅く帰ってきてからそのまま部屋に戻ってしまったこと自体、昨今の二人の関係においては普通のことではなかったし、そのまま次の朝が来ても娘たちが二人とも朝食のテーブルにつかなかったことがその証明にもなっていた。
柚子は起きてきてからそのままダイニングに向かわずに出かけてしまい、娘は一向に下に降りてくる気配がなかった。
父はもう会社に向かわなければいけない時間を迎えていたが、この異変をそのままにして家を出るわけにもいかない。
一度会社に連絡を入れて遅刻する旨を伝えると、彼は2階へと昇って行った。
ノックをしても返事のない娘の部屋へ
「華、入るぞ」
そういってドアを開けて入っていく。
「…なに?」
娘はベッドの中にもぐりこんで背を向けたまま無精に返事をした。
「なにがあった?」
「何かあったのか、じゃあなくて、何があった、なんだ。何かあったのは確定なんだね。」