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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第39章 事態を収拾するには勇気が必要だ。いろんな勇気が。
 「ただいま。」

 父が家に戻ると、玄関の前には柚子が待っていた。

 「おかえり。今日は早いね。」
 「ちょっと用事があってね。会社は早引けしてきた。…な、お姉ちゃん、一度帰ってきたのか?」

 「うん。さっき出かけたばっかり。どうして?」

 「帰る途中で会ったから。でも華のやつ、制服のままだった。」
 「そういえばそうだったかも。あんまり気にしてなかった。」

 一度家に帰っているのに制服のままで再び出かける。
 それはやはり相手の男の趣味なのだろうなあと、父は嫉妬のような感情にとらわれた。

 「元気ないね。お出かけするとこに会っちゃったらやっぱ落ち込むしかないか。」
 「まあな…」

 父の部屋で上着を脱がせながら、柚子は話を切り替えた。

 「ふーむぅ。ごはんは?どした?」
 「軽く食べてきた。」
 「そっか。じゃあ、次はあたしを食べる?今日はお姉ちゃんいないから、動いてもいいんだよ(笑)」

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