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第40章 Interim digest4：　章別あらすじ中間まとめ4

第39章（第47章）　事態を収拾するには勇気が必要だ。いろんな勇気が。　[12月19日　～　12月27日]
▼日常的に可美村に犯されるようになり、傷ついた心で帰宅しても迎えてくれる人はいない。いつの間にか華は、かつての柚子のように桜井家の中で孤独な存在となっていた。▼可美村は父から金銭を巻き上げる日と、華を犯す日を意図的に重ねていた。ある晩、可美村に金を渡した後の父と、可美村の部屋へ向かう途中の華は出会ってしまう。▼父は華が男に抱かれに行くのだと確信し、華はそれを否定することも出来ず、二人はそのまま別れた。▼その日、華は可美村に犯され、父は柚子と交わる。そしてそれは世界の誰も知ることのない偶然であるが、華と柚子は全く同時に、それぞれの精子を胎内に受け止めたのだった。▼可美村に脅される日々は父の様子を普通ではないものにしていたのだろう。彼は会社で部下と同僚から励ましとアドバイスを受ける。ナイフを目の前に対決を想像してみたものの、それは現実的ではなかった。▼それでも父は可美村との対決を決意した。失敗すれば桜井家は崩壊するだろうが、娘たちもそれを覚悟しエールを送る。▼父の作戦は自らの秘密を赤裸々に語り、土下座までした上で許しを請うものであった。▼可美村は怒り、作戦は失敗したかに見えたが、勝利を確信した可美村の粗暴な言動が、記録として父の武器へと変化する。▼この時をもって二人は対等な立場となり、以後、可美村は桜井家を一方的に蹂躙することは出来なくなったのである。