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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第47章 エピローグ2 ~ ・・・いや、バッドエンド?
 やがて体の感覚が戻ってくると、そうか、暗闇なのは私がテーブルに突っ伏しているからなんだと、気づいた。

 私はゆっくりと頭を上げた。

 私は食卓に一人で座っていて。
 窓からは西日が差し込み、ヒヒヒヒヒッ、ヒヒヒヒヒッとヒグラシの鳴き声が絶え間なく続いている。


 「夢…だったの…」

 もう、ずっとずっと昔。

 私が、私たちが一番楽しくて、幸せだったあの日の夢…
 懐かしい思い出。




 あの日からしばらくして、柚子とお母さんはおなかの子たちと一緒に事故で亡くなってしまった。

 そして結局、私たちは子供を授かることもなかった。
 だから私とお父さんはそれからもうずっと二人きりで暮らしてきたのだ。


 光の戻った目で自分を見ると、黒い服に包まれている。



 そうか…そのお父さんも、4日前に病気で死んでしまったんだった。


 私はこの家に一人ぼっちになってしまったんだっけ…。

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