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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第48章 エピローグ3 ~ ・・・からの、True End.
[3月1日](日) 娘のプライベート日記
「うあ゙あ゙あぁん!うあ゙あ゙ああぁああーっ!おどうさぁぁあんんっ!!」
「…お姉ちゃん!お姉ちゃん!!大丈夫!?どうしたの!?」
「…華!華!しっかりしなさい!しっかりっ!」
自分の叫び声に交じって、柚子とお母さんの声が聞こえる。
なだめてくれる人なんていないはずの部屋で、二人が私を励ます声が…
心の折れてしまった私を支えるために、二人もあの世から戻ってきてくれたんだろうか…
重くなってしまった瞼はなかなか開かない。それでも二人の声に力をもらって、ゆっくりと瞼は開いていった。
視界には、私の顔を覗き込む柚子とお母さんの顔があった。
「柚子…お母さん…どうして…ここにいるの…」
「どうしてって…お姉ちゃん…ほんとにどうしちゃったの?」
自分の体に意識を向けると、自分が横たわっているのがわかった。
ゆっくりと顔を右に倒すと、すぐ近くにお父さんの顔も見える。
「あれ、お父さんも…まだ……まだ行ってなかったの…」
お父さんはきょとんとしたような顔で私を見た。
私、また夢を見ているのかしら…
そこでようやく気付いた。
いや…違う!……こっちが、こっちが現実だ……
さっきの悲しい出来事が…そっちが全部夢だったんだ…