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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第50章 == あとがき ==
・ジョージ秋山先生

 ジョージ秋山先生と言えば「銭ゲバ」や「浮浪雲」あたりが有名ですが、私にとっての初ジョージ秋山は「ギャラ」というマンガでした。

 どんな話かはほとんど忘れてしまったのですが、小学生か中学生くらいの少年二人がとことん悪さするというような内容でした。
 そして最終的にはお金のために殺人まで犯すのです。

 当時私は確か小学4年生くらいで、ちょうど子供から男に変わっていく時期のスタート地点のようなポジションにいました。
 そんな時期に立ち読みで目にしたこの漫画、私には衝撃的で、一目で大嫌いになりました。

 真っ赤に血塗れた(白黒のマンガなのに)鉄アレイと、真っ白な女性の太ももと足の裏。ジョージ秋山先生の書く、あのムッチリとした曲線。

 殺人という恐ろしい場面にエロスを感じてしまう、その自分の感情が理解できず、最初に見たときはすぐに本(少年キング)を閉じて本屋から走って逃げたのでした。
 大嫌い、というのはその感情が理解できないことから来る、吐き気のするような気持ち悪さだったかと思います。
 マンガという清潔な世界に持ち込まれた汚染物質、というような正義感的な反発もあったかもしれません。

 しかしその週は、その号のその場面を何度も読みに行ってしまいました。
 その後も、毎週本屋に行っては少年キングを開いて、2番目に読むマンガとなっていました。2番目なのは、自分が一番気になっている作品であるということを認めたくなかったからです。

 このお話、「父と娘の近親相姦日記」は、そういうちょっと気持ちの悪いものを目指して書き始めたのです。
 私これだけ長いこと書いてきて今更なんですが、近親相姦はちっとも好きじゃありません(笑)むしろ「近親相姦」というワードには嫌悪感すら感じていたのです(今はもう全然ヘイキ)。

 だから、タイトルもストレートにしました。キーワードも直接埋め込みました。
 タイトル見ただけで、まず嫌悪感を感じるような人もいるだろうなという意図です(ごめんなさい、ほんっと、ごめんなさい)。

 でも、嫌悪感を感じるのに何故か続きを知りたくなる、そんなものが書けたらいいなって思って始めたのです。


 # なお、元々はこのサイトで始めたことではありません。
 # どことは言いませんが、検索されたらすぐわかるとこです(笑)
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