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第50章 ==　あとがき　==

・第２部というもの

　もともと、第２部という形で分けたのは、しおりが挟みやすくなるから分けたほうがいいよって、読者様のご意見からでした。

　だったらもっと細かく分けろよって話ですが、PVその他のパフォーマンスを毎日記録していたら、リセットしたくなくなってしまったのでした。
　ご意見を無視したわけではなくそれなりに葛藤もありましたが、ここは数字を追うことを優先したい、と考え、申し訳ないと思いつつも２部のまま最後まで書ききりました。

　第２部に入った時点では、もう華の話は１部で終わりで、次は主役交代、柚子をどんだけ堕とすかだな。なんて思っていたのですが、書き始めてみたらまだまだ華にも書くことがありました。
　というか、結局最後まで、華とお父さんのお話という形を保つ結果になりました。

　柚子はどちらかというと添え物になりましたね。


　ところでシリーズものというのにはある種のパターンがあります。

　２作目は１作目をそのままパワーアップしたような内容になって、大体のことをやりつくし、３作目は新機軸が導入されるというパターン。
　その３作目を乗り切れるかどうかで、シリーズが継続するかどうかってやつです。

　たぶん、２作目やりきったあたりで作り手側に飽きがくるというのもあるのでしょう。


　私も、２部を分けて３部とか始めていたら、なんか新しいこと始めようとしてしまうような気がしました。

　２部のままで最後まで続けたのは、そんなことも理由の一つでした。
　結果的に、テンションを変えずに最後まで続けられた気がします。

　それが良かったか悪かったかはわかりませんが。