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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第50章 == あとがき ==
・死が二人を分かつまで

 この言葉は、昔から怖い言葉だと思っていました。

 なんで結婚式というおめでたい場で、あんなこと言うんだろう。
 今でもそう思います。

 華の思考という形で、一応その答は出してみたつもりではありますが、あくまでも作品中のキャラクターの性格やそこまでの流れに即した答でしかありません。

 私自身はこの恐怖のキーワードから、今でも逃れることが出来ずにいて、夜中に目が覚めて隣で寝息を立てている妻の横顔を見ながら、胸が締め付けられるような思いにかられることがあります。


・バッドエンド編の夢
 
 そしてバッドエンド編で書いた夢も、実際に私の見た夢をアレンジして書いたものです。
 洗い場に立っていたのは妻のほうですが。


 恐ろしい夢を見てしまったと、当時は思いました。
 実際、声は出さなかったものの起きたら涙が流れていましたね。


 いつか、この夢を文章にしてやることで昇華するのだとずっと思い続けていて、今回実際そうしてみたわけなのですが…

 薄れていた記憶をリフレッシュしてしまうことにしかなりませんでした ^^;


 ちなみに、これが夢ではない、という最後もありかと思いながら書いていました。

 実は夢でした、を何度か重ねると、本当の現実はどれかという事がだんだん曖昧になってきます。
 だから、あのバッドエンドの夢が本当の将来の姿かなあ、なんて解釈もありかもしれません。

 ただそれじゃあ、あまりにも救いがありませんので、どうとも取れなくはないけど、一応はただの悪い夢だったという形で終わらせています。


 まあ幽霊出てきちゃいますから、ここまで構築した世界観からすれば、あれは本当にただの夢、でとらえてくれる方がほとんどだと思いますけれども。

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