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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第51章 【番外編】 中学生妊婦の憂鬱 (1)
・風間美羽 - 自室
「まったく、どんな神経してるのかしらね……」
ベッドに寝ころびながら、美羽はつぶやいた。
桜井柚子に援交の噂があったことは、皆の記憶に新しい。
そんな彼女の腹が膨らみ始めた頃には、ああ、やっぱり、という空気がクラスには漂った。
しかし、それでも成績を落とさずにいる彼女の実力と、その少々きつめな性格は、柚子の地位を完全に貶めるには至らなかったのである。
美羽の収める成績も決して悪いものではない。しかし、何度も柚子の成績に肉薄しつつも追い抜くことのできずにいるのが美羽の立ち位置であった。それはもう入学以来の長きに渡る。
だから、援助交際からの妊娠(事実は少し異なるが)という、中学生としては信じがたい状況に陥りながらも、未だその実力を維持し続け平然と登校を続ける柚子に、美羽は口惜しさと憎しみを感じずにはいられないのだ。
「大体なんだってあんなふしだらな女に…」
宗介は気を回すのかしら…と、そこは声に出さない。
美羽が執拗に柚子を敵視するもう一つの理由はそこにあった。
「まったく、どんな神経してるのかしらね……」
ベッドに寝ころびながら、美羽はつぶやいた。
桜井柚子に援交の噂があったことは、皆の記憶に新しい。
そんな彼女の腹が膨らみ始めた頃には、ああ、やっぱり、という空気がクラスには漂った。
しかし、それでも成績を落とさずにいる彼女の実力と、その少々きつめな性格は、柚子の地位を完全に貶めるには至らなかったのである。
美羽の収める成績も決して悪いものではない。しかし、何度も柚子の成績に肉薄しつつも追い抜くことのできずにいるのが美羽の立ち位置であった。それはもう入学以来の長きに渡る。
だから、援助交際からの妊娠(事実は少し異なるが)という、中学生としては信じがたい状況に陥りながらも、未だその実力を維持し続け平然と登校を続ける柚子に、美羽は口惜しさと憎しみを感じずにはいられないのだ。
「大体なんだってあんなふしだらな女に…」
宗介は気を回すのかしら…と、そこは声に出さない。
美羽が執拗に柚子を敵視するもう一つの理由はそこにあった。