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第53章 【番外編】　中学生妊婦の憂鬱 (3)

　周囲はしばらく動かなくなった二人を囲んでハラハラと様子をうかがっていたが、結局先に動いたのは柚子である。

　もぞもぞと動き始めた柚子に、我に返ったようにヒロキも体を起こした。

　「うううっ…まだ締め付けられてる…」
　
　ゆっくりとペニスを抜き取ると、そこにはポカリと口を開けたままの穴が残った。

　それから数秒のラグの後、そこから薄っすらと茶色みを帯びた精液がダラリと流れ出してきた。
　それは大量で、強烈な臭気も放っていた。

　「うっ…くせぇ…ちょっと…混じってんじゃないのか…」
　「さすがにちょっと拭いたほうがいいな…」

　責任払い、なのか、ヒロキはティッシュで溢れ出した自分の精液をふき取り、ウェットティッシュで肛門とその周りも丁寧に清拭していった。

　そうされている間、柚子は時折肛門をヒクつかせるだけで、されるがままに力を抜いていた。
　その表情は心地よさげにも見える。

　「よし、もういいぞ。」

　ヒロキはそう言って、軽く柚子の尻を叩いた。

　「…うん……」

　柚子はヨロリと身を起こし、顔を男子たちのほうに向けた。

　そして。


　「…次は…誰ぇ…」

　
　と言い放ったのである。