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第54章 【番外編】　中学生妊婦の憂鬱 (4)

　もはや何も成せることがない柚子の心の内で、悲しみの中にも再び快楽の波が覆いかぶさってきた。


　女体を存分に味わっている二人の前で、他の男子たちも当然衝動を抑えることはできない。
　しかし、その矛先はすべてエイコのほうに向けられた。

　左の足首はリクに握られ、高く足を上げさせられている。
　右の足首はヒロキにがっしりと掴まれ、足の裏や指の間を舐められた。

　シュウは左の乳首にむしゃぶりついて、ちうちうと音をさせながら吸い上げ、時折歯を立ててエイコに声を上げさせる。
　カナタは指をエイコの口の中に差し入れ、指先で舌と絡め合わせていた。
　右の乳房はシンゴが両手で丁寧に揉み上げ、乳首を指先でクリクリと転がす。


　左手だけに自由があたえられ、それはわきわきと宙をつかむように動いた。


　勃起し屹立したペニス取り囲まれ、両脚や乳房、乳首はもとより口の中まで凌辱を尽くされる。
　エイコはﾊﾌﾊﾌと喘ぎ続けることしか出来ない。


　ボタンのとれたブラウス。ずり下げられたブラジャー。まくれ上がったスカート。

　脱がせてもらうこともなくしわくちゃになったそれらの服は、もはや着ているという状態とは呼べず、布切れが絡みついているだけに過ぎなかった。