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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第8章 縄と妹と私
 妹はドアを開けて入ってくるなり、玄関にうずくまる。

 顔を真っ赤にして、ハァハァ言っている妹。
 すぐに状況が理解できて、私は笑い出しそうになるのをこらえた。

 おねえちゃん、お願い、なんて言って、柚子は私に抱き着いてくる。
 可愛いところあるじゃないの。

 それにしても何がお願いなんだか。まあ、大体わかっちゃっていたけど。
 私はニヤニヤしながらも、よしよし、なんて言って妹の頭を撫でてやった。

 「ゆず、大丈夫?立てる?ここじゃだめだよ。」

 私はできるだけ猫なで声で、気遣うようなそぶりで妹を立ち上がらせ、そのまま、お父さんの部屋に連れ込み床に座らせた。 

 全身が汗でぐっしょりと濡れていた。シャツは汗でぴったりと背中にへばりついていたから、よく見ると縄が通っているのが見えてしまっている。

 ふんわりと着ていないとだめだよって、言ったのにね(笑)

 柚子は、っふうううう、と深いため息のように息を吐いた後、顔を上げて、そこで初めてベッドの上に広げられた異様な光景に気付いたようだった。
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