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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第8章 縄と妹と私
[8月28日] 風景:父の寝室
柚子が娘に導かれて入った部屋のベッドには、いわゆる大人のおもちゃ、がベッド上に所せましと並べられていた。
「な、なにこれ…」
という柚子の質問に娘は答えず
「ね、どれが興味ある?」
と逆に問いかける。
「ええっ、わ、わからないよ…」
「どれでもいいから一個選んでみ?」
そう言われて柚子が指差したのは、5cmくらいの紐がついた洗濯バサミだった。
一見ただの洗濯バサミだが、それは父の手によってバネの強さが少し緩めてある特性品だ。
「一番無難なの選んだつもりなんでしょ?w」
そう言って少し笑いながら、娘も床に座り込んで後から柚子を抱きしめた。
「ねえ、ぐっしょりだねえ。」
「えっ、だっ、だって…食い込んで来ちゃうんだもん…」
「いやいや、シャツのことだよ?」
「…」
柚子は黙り込んだ。
何を否定しようと肯定しようと、どうせもうすぐ全部調べられてしまうんだ、という、半ば諦め半ば期待の感情がそれ以上の言い訳を無意味に思わせたからだった。