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第8章 縄と妹と私

　確かに、華の、まだ生えそろってないのでは、というくらいの薄さとは異なり、柚子の股間にはすでに大人のものと言ってもいい量の陰毛が茂っていた。

　柚子の裸を最後に見たのはもう何年も昔だ。

　そのときはまだ陰毛など生えていなかったから、流れた月日を感慨深く思うと同時に、すでに柚子も女としての身体となり男を受け入れる準備が整うまでに成長したのだ、などという理解もしてしまう。

　そしてそれが、また私の体を反応させてしまうのだった。

　「で、かわいくないから、こうなりました。」

　と娘が再生を始めたのは、柚子が風呂場で剃毛している動画だった。

　自らの股間の肉を手で伸ばし、剃刀をあてて陰毛を剃り落していく様が、延々と映し出される。いけないと思いつつも食い入るように見てしまい、血の集結は勢いを増してくる。

　「あ、先っぽがこんにちはしたよｗ」

　トランクスの窓から、勃起し始めたペニスの先がついにはみ出してしまったのだ。