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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第15章 視られる興奮・煽られて自壊
 39度を超える高熱は2晩にわたって続き、その間、柚子は何度も何度も夢にうなされる。

 かつての妄想よりも、ずっとリアルになった淫らな夢の数々、それらが熱に浮かされる柚子に襲い掛かかったのである。
 そのことが柚子の回復を妨げていたのかどうかはわからない。

 しかし華は全身を汗に濡らしてウンウンと唸りながら何度も寝返りを打つ柚子を見て、

 「少しやりすぎちゃったのかなあ」

との思いにかられていた。

 「大丈夫?ゆず…ごめんね…すこし、やりすぎちゃったかな…」

 そんな風に話しかけてみても、柚子はハアハアと息を荒げるだけでろくに返事は帰ってこない。
 日曜は一日中付き添うことにした華であったが、しかし学校が始まってしまえば柚子を置いていくことになってしまう。

 幸いというか不幸にというか、父はこの土日を仕事で休めなかった。
 だから、彼女は父に頼んでみる。

 「ねえ、お父さん。柚子の熱がちょっと心配だよ。月曜、代休とかできないかなあ。」
 「そうだな。病院にも連れて行ったほうがいいし、調整してみるよ。」

 こうして月曜は、父と柚子、二人だけが家に残される日となったのであった。
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