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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第26章 変わってしまった日常で、果実は売られる


[10月30日] 父の告白日記


 あの事件以来、毎日、華は駅まで私を迎えにくる。バイトも辞めてしまった。

 私がこっそり柚子と会うかもしれないから、というのがその理由である。
 メールやラインのブロックも指示され、こっそり柚子と連絡を取ることも許されない。

 そして今日も迎えに来た華と改札を出たところで落ち合う。華は学校の制服のままだった。

 「今日は家にまだ帰ってないのか?」
 「うん。柚子と顔合わせたくないしね。スマホ、出して。」

 スマホのチェックも、もはや日常の行為である。  

 「ん。今日もちゃんと約束守ったね?」
 「うん。もうずっと顔も見ていない…」

 「…会いたいの?」

 低い声になって華はキッと私のほうを睨む。

 「いやいやいや、そういうわけじゃない。ただ、ちゃんと元気にしてるかなってだけで。」
 「大丈夫だよ。お金もちゃんと渡してるし。」
 「そうか…すまんな。」

 そこで華は話題を変えてきた。

 「ね、会社で、あざだらけの顔とか、あんまり問題になってない?」

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