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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第27章 群がる蟻たち
[11月7日] 妹のプライベート日記
最近の私の話し相手は、おねえちゃんを通じて知り合った、ちららさんという女性だけだ。送られてきた画像では、ものすごい美人で、お嬢様っぽい感じ。
年はずっと若いと思うけど、ちょっとママに雰囲気が似てる。
住所を教えたら、すぐに航空券の往復チケットが送られてきた。
なんと、ちららさんは沖縄の人だったのだ。
次の連休、3泊で遊びに来たらどうかと、そういうお誘いだ。
机の上にそのチケットを並べて
どーしよっかなぁ。
と、窓を開けて夜風に当たっていたら、気が付くと季節外れのカマキリが私の手元あたりをヨロヨロと歩いている。
うわっ、とびっくりして飛びのいたけれど、もう如何にも死にかけといったその様子を見ていたら、あまり怖くもないなと思った。
それで、シャーペンの先で、えいえい、とちょっとつついてみる。
カマキリはヨタヨタしながらもシャーペンに向かって身を起こしてカマを構えた。
「もうよしなよ、弱っちゃってるんだしさ。そんなにトンがってみてもどうせ勝てないんだよ?」