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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第27章 群がる蟻たち

言葉がわかるわけはないけれど、私はカマキリにそう言ってから、シャーペンに引っ掛けて窓の外へカマキリをポイッと投げた。
そのまま飛んでいくと思ったんだけど、カマキリは1mも飛ばないうちに力尽きて、ヒュウと落下してく。
「あぁ…もう飛べなかったのかぁ。」
きっと、下に落ちたカマキリはやがて力尽きて、そしてあっという間に群がってくる黒い蟻たちに全身を食べつくされていくんだろう。
気持ち悪いけど、横たわり、それでもまだ生きてるカマキリに大量の蟻が群がって、切り取った体を運んでいくシーンが目に浮かんでしまった。
「まあでもそれでアリさんたちが生き伸びるんだしね。役に立つっていうか、そういうのもいいかもねぇ…」
思わず口をついて出たそんなセリフが、自分でも意味不明だな、と思ってため息をついたところで、ブルブルとスマホが震えた。
ちららさんからのラインだった。
「チケットは届きました?」
と聞かれて、素直に答えてよいものかどうか悩んだけれど、嘘をついてもしかたがないので、
「はい、ありがとうございます。」
とだけ返した。
そのまま飛んでいくと思ったんだけど、カマキリは1mも飛ばないうちに力尽きて、ヒュウと落下してく。
「あぁ…もう飛べなかったのかぁ。」
きっと、下に落ちたカマキリはやがて力尽きて、そしてあっという間に群がってくる黒い蟻たちに全身を食べつくされていくんだろう。
気持ち悪いけど、横たわり、それでもまだ生きてるカマキリに大量の蟻が群がって、切り取った体を運んでいくシーンが目に浮かんでしまった。
「まあでもそれでアリさんたちが生き伸びるんだしね。役に立つっていうか、そういうのもいいかもねぇ…」
思わず口をついて出たそんなセリフが、自分でも意味不明だな、と思ってため息をついたところで、ブルブルとスマホが震えた。
ちららさんからのラインだった。
「チケットは届きました?」
と聞かれて、素直に答えてよいものかどうか悩んだけれど、嘘をついてもしかたがないので、
「はい、ありがとうございます。」
とだけ返した。

