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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第27章 群がる蟻たち

 「お、お姉ちゃん…」
 「なに?」

 今日はお姉ちゃんは割と早く帰ってきていて、リビングでテレビを見ていた。
 最近は、パパのほうが遅く帰ってくることもあるようになってきてて、少しづつ生活のスタイルは元に戻ってきているみたい。

 それでも、私はパパには近寄ることも話すことも許されていない感じだったし、お姉ちゃんとも必要最小限の会話しかしてもらえなかった。
 
 怒っている、っていうふうでもなかったけど、お姉ちゃんの反応は相変わらず事務的で冷たい。
 顔はテレビのほうを向いたままだ。

 「あ、あのね…お姉ちゃんの友達でちららさん、っていたでしょ。」
 「うん。それがどうしたの?」
 「ちららさんってね、沖縄の人なんだって。」
 「えっ!?そうなの!?」

 そこでお姉ちゃんは驚いた様子で初めてこっちに顔を向けてくれた。

 「うん。そうなんだって。…それで、今度の連休、金曜…だから21日の晩から遊びに来ないかって誘われてるの。」
 「へええ、そうなんだ。沖縄かあ。いいね。」

 少し笑って、機嫌よさそうにお姉ちゃんはそう答えた。
 その機嫌よさそうな感じに、私はちょっと傷ついたけど。


 
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