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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第27章 群がる蟻たち


[11月22日] 風景:綾辻本家


 部屋でしばらく柚子を待たせて、それから30分ほどして千鶴は部屋に現れた。

 畳んだ浴衣をテーブルの上に置くと、じゃあこれに着替えましょうか、と柚子を立つように促した。

 青い生地に薄桃色の朝顔の柄があしらわれた浴衣で、帯は黄色い。

 「ふわあぁああ、可愛い…」

 「これを選んだのは清隆なのよ。柚子ちゃんにはこんなのが似合うんじゃないかなあって、言ってたわ。」
 「え、えええ、そ、そうなの?やだ、それ聞いちゃうとなんか恥ずかしいです。」
 「恥ずかしがることないわよ。さ、着付けしてあげるから、服脱いじゃいましょうか。」

 ええっ、そうなの、とさらに恥ずかしがる柚子に、有無を言わさぬ雰囲気で千鶴はテキパキと柚子を脱がせていった。

 下着まで全部剥ぎ取って柚子を全裸にすると、一度、千鶴は手を止めてその裸体を眺めた。
 
 「やっぱり若い子の体は綺麗ねえ。」
 「ち、ちららさん、止めてください…恥ずかしいですよぅ…」

 ホゥとため息をついてから千鶴は浴衣に手を伸ばすと、それを広げて柚子に着付けていった。

 「ねえ、柚子ちゃん…清隆、どう?いい子でしょ?」
 「えっ…はっ、はい…明るくて…いい人だと思います。」
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