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第28章 桜井柚子。オンステージ。

　それから更に2分ほど、柚子は負けるものかと最後の力を振り絞って耐えた。
　しかし、もとより勝利条件の設定されていないゲームで、彼女が勝てる道理はない。最初から勝負にすらなっていないのである。

　やがてヒクヒクと前後に肛門がヒクつき始めるとそこから一滴の液体が滴となって伝い落ちた。

　「尻穴が動き始めました。もうそろそろ、ですな。」
　「おおおおおっ、開いてくる、開いてくる。」

　ヒクつきが止まると、いよいよ肛門は前に向かってモリモリと張り出してくる。

　「ぁあああっ…だっ…だめっ…もうダメ…ダベぇ…び、びないで…びなぃでぇえええっ…」


　柚子の両目から涙がこぼれ落ち、泣き声が響く。
　それが、柚子の最後の断末魔であった。