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§ 龍王の巫女姫 §
第6章 凌辱の初夜


「…苦しいか?」

「…ハァ…ハァ…っ…、‥‥ひきょ‥者──ッ」


目が蕩け瞼が熱くなる。

必死で睨み付けてやるのだけれど、涙を堪えたその目で弱々しく見上げても、妖艶に誘っているような表情になってしまう。


「そんな顔で言われても逆効果だ…」


「…やぁ…ァ…!!」


夜着の上から炎嗣が乳房に指を這わせた。

布越しでも感じるたわわなふたつの膨らみに、男の武骨な指が遠慮なくめり込み揉みしだく。


「…ぁっ、ああ‥」


それは決して乱暴な動きではないのだが、膨らみを弄ぶその掌と指は執拗だった。


ひとりでに、膨らみの尖端がしこり起つ。


それをはっきりと確認した炎嗣が小さく笑った。


「…お前の身体は素直で愛らしい」

「──んァッッ…」


同時に、彼の中指が突起に伸びる──

尖った乳首をくすぐるように触れてくる。


ぴくん、ぴくんと胸を震わしながら、水鈴は唇を引き結んで悲鳴を堪えた。


下半身がむずむずする。

いま、自分の身体に何がおこっているのだろう。



すべての感覚が、彼女には苦しく感じられた。



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