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§ 龍王の巫女姫 §
第6章 凌辱の初夜


けれど言い聞かせたところで…身体中を支配する快感の渦をどうすることもできない。


「…ァ…ッ 花仙…、‥ 助けて」


認めたくなくて、助けて欲しくて
誰でもいいから助けて欲しくて

無意識に水鈴は彼の名を口にしていた。




──そして、哀しい事実を思い出す。




「…ん…ッ…ん」


「房事の最中でありながら、他の男の名を口にするのか…水鈴」


「…、っ…殺して やります‥」



哀しい事実が、耐え難い現実が
炎嗣への憎しみを奮い立たせる。



…そうでもしないと

すべてが崩れてしまいそうだ。






「…楽しみにしておこう」



一瞬だけ驚いた炎嗣は、その憎しみに立ち向かうかのように責めの手を強めてきた。


口で乳房を愛撫しながら

彼女からすべての衣を剥ぎ取っていく。



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