この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
§ 龍王の巫女姫 §
第9章 龍は孤独を歩む


度重なる毒殺の危機から、炎嗣を救ってきたのはその力に他ならないが…。


「──…わたしも龍の子だとしたら、わたしにも同じ物が見えるようになるの?」


「…さぁな。同じ力を宿しているとは限らない」


炎嗣の視線は、水鈴の瞳に注がれていた。



真っ直ぐで…

濁りがない、透き通った紫紺


「……それにお前には無理だな」


これは無知故の清らかさか。

だから、これほどに──。



「──…ッ?」


「愛される事しか知らずに育ったお前は、その様な感情とは無縁なようだ」



彼の片腕が伸びて水鈴を引き寄せた。

そのまま強く抱き締めた炎嗣が、目を閉じて溜め息をつく。



/567ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ