この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
§ 龍王の巫女姫 §
第13章 都を離らば

老人に急かされながら、倒れた男はなけなしの力でなんとか立ち上がる。

その後──

二人は砂丘を歩き続け、そして何の変てつもなかった光景に懐かしき緑が現れた。

其処はオアシス。

こくこくと水の涌き出る泉と、それを囲う僅かな草木。

老人の家はそこにあった。

老人は彼に水を与え、毛皮の上に座らせて飯も渡した。


「食べなさい」

火をおこし薪をくべる。

老人は目の前の青年の身体に刻まれた無数の生傷に気が付いたが、それについては何も言わない。


「何処から来たのか。お前さん」

「……」

「…言いたくないか。では何処へ行く気なのだ」


礼を言ったきり無言になった男に、老人は質問を変えると厳しい口調で問いただした。



/567ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ